|
カリウム-アルゴン法は、放射年代測定法の一種。 == 概要 == 1955年に登場〔板谷徹丸、岡田利典、第四紀研究におけるK-Ar法の過去・現在・未来 第四紀研究 Vol.34 (1995) No.3 P249-259, 〕した手法で、マグマに含まれている放射性元素「カリウム40」(K)は、約13億年の半減期で放射性崩壊して「カルシウム40」(Ca)と「アルゴン40」(Ar)という別の元素に変わる。 ;カリウム40の崩壊 * :λ = 0,581.10 an * :λ = 4,962.10 an こうした変化はマグマの中で常に起きているが、ガスである「アルゴン40」はマグマから抜け出してしまう。しかし火山の噴火などによって地表に出たマグマは冷えて固まる。そうすると「アルゴン40」は岩石の中に閉じ込められ、時間とともにその量を増していく。放射壊変による「カリウム40」の減少のしかた(あるいは「アルゴン40」の増加のしかた)は方程式であらわされている。 *方程式 この方程式を積分することによって、マグマが結晶化した時点から現在までの時間にどれだけ「アルゴン40」が増えたかが予測される。これと観測された「アルゴン40」の量とを比べれば、マグマが固化してから現在までの経過時間がわかる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「カリウム-アルゴン法」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 K-Ar dating 」があります。 スポンサード リンク
|